五感を信じる疫病神

140字では収まりきらない話をします

愛したグループの15年目の話

はじめまして、ゴリライモと申します。

名前の通り感情の起伏が激しい獣です。

はじめましてではない方、いつもありがとうございます。

 

 

 

4月15日発表された

渋谷すばるさんがジャニーズを退所される件について、まとまりきらない気持ちをつらつら書いていきます。お見苦しいかと思いますので、どうか生暖かい目で、いっそ半目でスクロールしてください。

 

 

 

 

週刊誌がでっち上げた記事は、私には到底信じられるものではありませんでした。

何をいまさら、と鼻で笑うような内容で。

音楽性の違い?本当はしたくないことを彼は我慢してやっている?下ネタが嫌いで、メンバーとは不仲?脱退?解散??

ふざけるな、ふざけてくれるな

 

彼の人生は関ジャニ∞と共にあって、

彼の音楽は関ジャニ∞のためにあって、

関ジャニ∞は彼のためのバンドです。

いくらソロ活動をしようとも、それら全てがすばるさんにとって「グループに還元するもの」なのに。本人がそう言ってるんだ、それを外野がとやかく書けるもんか。アホか。

 

そりゃこの5.6年しか応援してない私でも、初めてソロツアーをした時や坊主をいっこうに伸ばさない時、オタクの期待してる楽曲やセトリと彼らの提示するシングルやライブの演出が噛み合わない時、METROCKに出演した時の楽しそうな歌声も、ロッテルダムで発した力強い歌声も、彼には別に、本当にしたいことがあったりするんじゃなかろうかと。それはきっと音楽にまつわる何かなんだろうなと、そう考えるには十分な素材がたくさん転がっていて、今回のような展開になると、1度も思わなかったといえば嘘になります。

 

でも思いたくなかったんです。

だって彼が音楽を楽しめるように、真っ直ぐ真ん中を歩けるように道を作ろうと足掻く6人が私たちにも彼にも絶対見えていたから。

関ジャニ∞の真ん中にはいつも音楽があって、その音楽はいつだって渋谷すばるのためにあったから。

 

村上信五さんが初めて楽器に触れたのは渋谷すばるさんの一声でした。バンドにキーボードの音が欲しいという彼のサラッとしたお誘いに、自担は誠心誠意答えました。読めない楽譜を自分しか解読できない暗号で埋めつくして、忙しない日々の中で常に与えられる楽曲に追いつくのも必死で、ピアノがある部屋には愛猫すら入れずに。渋谷すばるのために、村上信五は音を作り出す人間になりました。

 

横山さんがトランペットを始めたきっかけは、関ジャニ∞の音楽の武器になりたいという意思でした。ずっと最前線でメンバーを引っ張ってきた年長の横山さんは突然木曜のラジオから姿を消し、その次のツアーではトランペットをドームの真ん中で吹きながら登場しました。横山さんの言う武器とは、きっと、渋谷すばるの歌の道を支えるうちのひとつでした。

 

そうやってヨコヒナに音楽を与え、楽器という武器を与えるだけ与えて、関ジャニ∞として音楽がなくてはならないシンボルになってさえ、音楽に奪われてしまう渋谷すばるへ。

あなたのファンがどれだけ重いか知ってるくせに。宗教みたいやって笑ってたくせに。関ジャニ∞のこと、大好きって言ったくせに。eighterとeightは間違いないって、クソみたいな世界を一緒に生きていきましょうって、一生あなた達のアイドルですって、言ったのに。言ってくれたのに。

 

私は、村上信五さんが渋谷すばるさんに甘いこともあって基本渋谷すばるさんのすることは絶対派なんですけど、多分誰担でも「すばるくんは特別枠」的な考えがどこかになるような気がしていて。

だってメンバーカラーが赤で、メインボーカルで、6人が全員渋谷すばるのファンで成り立ってるグループの心臓にいる男を誰が知らんぷりできますか。そんな大事な男の決断を、6人全員が抗ってしつこいくらい引き止めて何度も話し合って、それでも負けなかった意思を

7人で共有することだって出来たはずなのに、自分だけで背負ってくれたこと、絶対許さない。一生許しません。忘れません。

大事なファンのために、アイドルの彼らを残してくれてありがとうございます。

 

私が愛した男をアイドルのまま進むように背中を押して、1人だけ楽しい楽屋で14年目に置き去りにされて、それでもその道を選んだ彼にとって音楽とはなんなんでしょうか。1人でしかできないようなことなんでしょうか。21年人生を共にした彼らには背負わせることの出来ないようなものなのでしょうか。自分の人生を捧げるのに、6人と歩みながらではダメなのでしょうか。7人で1つの人生は、彼の中にはないのでしょうか。

 

私みたいな考えの浅いオタクにはとっくに環境は良くなってて、これからさらに改善できる見込みすらあったように見えていて。渋谷すばるのまわりにある音楽たちが、渋谷すばるのために生きているようにすら見えていました。

関ジャニ∞が音楽に触れる機会が増えたのは間違いなく彼ら自身の力で、その力を引き出したのは紛れもなくメインボーカルで彼らの要であるあなたです。

 

グループ脱退ではなくて事務所を退所すること、会見を開いて直接声と目で伝えてくれたこと、そんな時すら優しいメンバーに囲まれていたこと、冷たい言葉もあったかい涙もすばるさんに伝わっていて、それでも決心したと私たちに思い知らせてくれたこと。

大倉くんの辛辣だけど1番共感できる言葉も、丸山くんの本当に素直な気持ちも、あの場ではっきり嫌だ、応援するしかない、が言える村上くんも、仕方なかったと笑ってしまう錦戸くんも、今日が来ないで欲しかったと泣く横山さんも、他の方法はなかったのかとすがるしかないオタクをおいてけぼりにせず、ファンと同じ気持ちでいてくれて本当にありがとう。

 

会見の内容を読んで、ほんの少しだけ納得した部分があって、

 

記者「もっと甘えて、申し訳ないけど、自由に勉強させてもらえないかってそういうふうな思いは生まれませんでしたか?」

渋谷「なかったです」

 

そりゃこんな聞き方されたら、両立のことを「甘え」と言われてしまえば、誰よりも関ジャニ∞のことが大好きな彼が、 関ジャニ∞のためを思って力強い決断を下してしまうのは仕方ないのかもしれないと。

 

彼の人生は彼のものであって、

彼の音楽は彼のためにあって、

それでも、関ジャニ∞は彼のためのバンドです。

 

2018年の7人も、15周年の6人+1人も、私にとっては生まれて初めて応援するアイドルグループには変わりなく、ただその変化はあまりにも大きい。

 

なのでもう少し受け止めることも噛み砕くことも時間がかかることをお許しください。

関ジャニ∞海外支部だとか、関ジャニ∞with渋谷すばるはどうか?とか、さんざんほざくと思いますが結局何やかんやで7人で楽しそうにしていて欲しいだけなのでした。むしろそれだけでした。ずっと仲良く楽しくしていて欲しかっただけなんですよ本当に。

 

 

泣き腫らしたオタクも、関ジャニ∞のみなさんも、暖かくぐっすり眠れる夜でありますように。

これから彼らに降りかかる不幸や課題が、力を合わせれば解決できるほどの大きさのものでありますように。

 

それだけを願う2018年4月15日でした。

 

 

 

 

まだまだ噛み砕けない気持ちが溢れたらなんやかんやぼやぼや言ってしまうので、その時はほっておいてくれれば助かります。

では、また会う日まで!