五感を信じる疫病神

140字では収まりきらない話をします

自担の生まれた日

初めまして。ゴリライモと申します。名前から抜群に気持ち悪いオタクの、ジャニーズという存在に出会い沼にハマった話をしたいと思います。イフオアⅨの大阪楽のこの日に。


ブログを書くのは初めてであり140字に収まりきらない想いをだらだら綴っているため、拙い文章で申し訳ありません。


これまでの人生で、これでもかというほど沢山の趣味や好きなものに囲まれて生きてきましたなにより銀魂の「土方十四郎」が大好きでした。

黒髪で目つきが悪くて、男らしくてかっこよくてでもその反面天然なところがある。しっかりしている真選組の副長なのに、ツッコミに徹しながら全員に貶されがちですがみんなに愛されている、そんな土方十四郎が好きでした。そのおかげでタバコを吸っている人は全員かっこいいとさえ思っています(偏差値2)


それから友達の趣味についていくようになり、漫画やアニメや芸能人の話で盛り上がるだけでは飽き足らず。

声優にハマって舞台を見に行ったり、歌い手のライブに行ってみたりインディーズバンドのライブへ行ったりしていました。(雑食にも程がある)


趣味とは好きなものにとりあえず挑戦することだったのです。その中でもジャニーズにだけは目がいったことは有りませんでした。ジャニーズを好きな人達って、なんとなく近寄りがたくて話しかけるにもどうすればいいかわからなくて、、、親しい友達2人がジャニオタだったのに2人が次のライブは、うちわは、とキャッキャしているのを仲間に入れない気持ちが強くてなんとなく興味も持てませんでした。



高校生の卒業前に、友達の誕生日祝いで12時にケーキを持っていった時です。


家に押しかけてテレビを見ながらケーキを食べていたら、「月曜から夜ふかし」という番組がやっていました。スーツを着た細身で目のくりくりした男の子と、世間でよく見るマツコデラックスさんの2人が、離れたソファーに座って楽しそうに話していました。


驚くほど整った顔立ち、ふわふわした髪、クシャクシャな笑顔から覗く八重歯。こてこての関西弁なのに言葉遣いは綺麗で、一目惚れとはこのことだと思いました。びっくりして声も出なくて、ケーキも食べずに画面を一心不乱に見つめていました。


番組が終わり、こんな笑顔の可愛い男性を知らない。と声を荒らげるとその場にいた元錦戸担と元北山担の友達に「村上?なんでやねん」と笑われました。


なぜ笑われるのか全然わかりませんでした。あんなに整った顔面国宝はクレオパトラの生まれ変わりしかありえません。急いで名前を調べて画像を探して、どの画像を見ても抜群にかっこいいのです。可愛いのです。私はこんな完璧な人間を知らない、気づかなかった、ジャニーズ?嘘だろ?


私はジャニーズの中から村上信五を選んだのではなく、生きてく上でたまたま一目惚れした男が、ジャニーズアイドルの頂点である村上信五という出会いだったのです。(爆重)


どうしても彼を応援したい、しかしジャニーズだ。金がかかるしうちわの作り方も知らない。ライブなんて想像もつかない。

こんなに尊く気高い人に、会いたいなんて感情は湧いてきませんでした。ただただ遠くから見ていたい。出てる番組とDVDを見て満足するのが選択肢として当たり前のように感じていました。


ジャニーズとは、昨日今日出てきて売れるものでは無いのです。幼い少年が自分の体ひとつを「商売道具」とするために自らオーディションを受け、自ら練習へ参加し、いつか日の目を見る日を夢見て汗水たらして泥臭く掴んだひと握りの人間だけがデビューできるということを知りました。(元錦戸担が関ジュ担になっていた為教えられた)


私が村上信五に一目惚れした時点で関ジャニ∞はデビュー8周年で大忙し、それに加えジュニアの期間も加えたら?私が生まれた頃には村上信五はもうジャニーズ事務所へ履歴書を送っているのです。なんと恐ろしい年の差や。

その長い期間、村上信五ただひとりを応援するファンがいるということも一瞬で気づきました。もし私のような昨日今日、かっこよさに気づいた人間がライブへ赴いたりでもすれば?私が座る席に、ほんとは10年以上追いかけて支えてきたファンが座るはずだった席だとしたら?


そう思うと「まだ村上信五二酸化炭素を吸わせていただくほどのレベルに達していない」と思い、とにかくただただ過去のDVDや映像をひたすらに見ていました。

怖かったのです。生の村上信五を目に焼き付けたいという気持ちよりも、そんな長期にわたり支えてきたファンが、村上信五に大事に思われているファンが、村上信五と会えない苦しさを思う方が何倍も恐ろしくて怖かったのです。


私は大好きだった2次元の土方十四郎と、3次元のトップアイドル村上信五を、同じベクトルで見ていました。会いに行けない気付かれもしない、ただ一方的な思いのみで生きている。



1人の深読みキモオタが村上信五という「自担」に出会った作文でした。

初ライブへ行くのはここからだいぶ後になります。完璧な在宅オタクでした。


次からはもっと三馬鹿やヨコヒナや、たくさんのものに目を向けた深読みブログにしたいと思います。初回だけ熱量で見逃してください(キモオタ)